2011年03月17日
緊急備蓄倉庫は今



那覇市内、
新都心公園内地下にある、
緊急支援物資が保管されている、
備蓄倉庫を現場視察してきました。
先日の東日本巨大地震を踏まえ、
実際に自分たちのまちが大災害に見舞われた際、
あらゆることに対処しきれるのかどうか、
自分の目で見て、確認をしておく必要があるとの思いです。
少しヒンヤリとした地下に下りると、
そこに立ち並ぶたくさんの棚。
その棚上には、ペットボトル飲料水や備蓄米、
非常用缶詰め、乾パン、保存食のカレー、などの食糧。
また、子ども用の肌着や、婦人用衣類、布団に毛布、
ヘルメット、懐中電灯、災害用組立式トイレ、
他にも様々な物資が保管されています。
まず気になるのは、
大災害が発生した場合、
実際にここに備蓄されている食糧で、
市民の食べる分をカバーしきれるのかどうか。
防災担当者に尋ねたところ、
「現実的に、これだけでは到底間に合わないでしょう。」
との返答。
私の調査した所、
那覇市に限って示した場合、
人口31万人の内、
1万5千人が被災したと想定試算すると、
何かしら、万が一が起こった時の食糧備蓄率、
わずか11%です。
その分をカバーすべく、
琉球ジャスコ、リウボウ、かねひで、コープなど、
那覇市と市内大手スーパーとの間で、
緊急時における、支援物資提供の協定を結んでおります。
わかりやすく現状説明をさせていただいたつもりですが、
決して不安感を煽るつもりではありません。
大切なこと。
日頃から最低限の備えを、
ご自身でしっかりとっていただきたい。
明日はわが身という言葉がありますが、
私たち日本人は、
そして沖縄県民は、
今回の巨大地震から多くを学ばなければならないのです。
那覇市議会議員
坂井浩二
Posted by 坂井こうじ at 18:38│Comments(0)
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